これまで、特定の値のレコードだけに絞り込む方法や、特定の値に一致しないレコードに絞り込む方法を学んできました。
どちらも、ピンポイントで特定の値を把握している場合に利用できるものでした。
次に学ぶのは、ある値より大きいレコードを抽出したり、逆にある値より小さいレコードを抽出する方法を学びます。
"〇〇円より大きいデータに絞り込みたい" といった場合に使える技です。
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 列名 > 値;
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 列名 < 値;
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 列名 >= 値;
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 列名 <= 値;
不等号を用いることで、"〜を超える" や "〜未満"、"〜以上" および "〜以下"を表現できます。
特定の値より大きい、もしくは小さいものを示したいときは 列名 > 値
や 列名 < 値
を用い、
その特定の値以上の値、もしくは以下の値を示したいときには 列名 >= 値
や 列名 <= 値
を用います。
SELECT * FROM users WHERE department_id > 5;
SELECT * FROM users WHERE birthday >= "2010-06-10";
SELECT * FROM products WHERE updated_at < "2020-06-10 07:06:20";
それでは、products テーブルを用いて練習してみましょう。
次の SQL 文を実行すると、products テーブルより、価格(price)が 2000 以上 のレコードだけ表示されます。