SQL を使うにあたって、まず知っておかねばならない存在、RDBMS について学びます。
SQL で、"見たいデータを見れるようになる" ということは前のページでご説明しました。
SQL というのはデータをやり取りする言葉であり、RDBMS というRDB(関係データベース)を管理するシステムと会話できます。
言い換えると、RDBMS に対して SQL を投げることで、RDBMS がデータを処理してデータを返してくれたり、データを更新してくれたりします。
RDBMS とは、関係(リレーショナル)データベース管理システム(Relational Database Management System) のこと・・・なのですが、
具体的には RDBMS はこのような役目を果たしてくれます。
SQL を使って RDBMS にデータが欲しいと問い合わせれば、RDBMS は問い合わせた内容に応じてデータを返却してくれます
SQL を使って RDBMS にデータを追加してくれとお願いすれば、RDBMS は依頼を受けたデータを蓄えてくれます
SQL を使って RDBMS にデータを更新してくれとお願いすれば、RDBMS は保管してあるデータを依頼の通りに更新してくれます
SQL を使って RDBMS にデータを削除してくれとお願いすれば、RDBMS は保管してあるデータを削除してくれます
イメージ図は以下の通りで、RDBMS が SQL のリクエストを受け付け、処理の後に結果を渡してくれます。
RDBMS の代表的なものとしては、Oracle Database や、MySQL、SQL Server、PostgreSQL などがあります。
製品によって独特の SQL の構文、つまり製品ごとの方言がありますが、どれも標準 SQL という統一的なものをベースにしているので、
基本的には標準 SQL さえ覚えていれば問題ありません。
SQL は RDB の RDBMS とやりとりするための言語であるということ。